父とのバトル2

続きです。

その後もいろりに住まわせてもらっていた。

前回の話し合いから2週間後、父から電話があった。内容は、実家に戻ってこいということだった。俺は、このまま実家に帰っても、親の言いなりになるだけだし、向こうとは話し合いにはならないと確信していたので、戻らないと伝えた。

それから1週間が経ち、また同じ内容の電話があった。俺は、これが実家に帰る最後のチャンスだと思い、1カ月だけという条件で戻ることを伝えた。しかし、向こうは1カ月という期間が気に食わなかったらしく、話の途中で俺が、「そっちの考えが聞くために戻る」と言った瞬間に、父が「そっちって何だ」とキレたので、話し合いにならなかったので、電話を切った。

今まで、父の言うことに反抗したことが無かったので、父は価値観が違うことを認められず、自分の主張が受け入れてもらえないと怒鳴り散らす人間だと知らなかったから、かなり失望した。

3日後、また父から着信があった。が、俺はもう父に対しての失望と呆れで話をしたくなかったので、無視していた。気付いたら、2日にかけて、10回以上の着信があった。もう、これ以上無視し続けるのもストレスだったので、次の日にかけ直した。

結局、3時間話していた。まとめると、一生のお願いだから帰ってきてほしいということと、父のことは嫌いでいいから、母や妹が心配しているということを分かってほしいということを涙ながらに話された。1カ月のうちにもう話にならないと俺が判断したら、その時は自由にさせてもらうという条件も受け入れてもらえたので、最終的に実家に帰ることにした。

 

これまでの父との話し合いには、ほぼ俺の隣にぷーさんがついていてくれて、俺が怒鳴り散らされていた時も横で聞いてくれていて、とても心強かった。また、父とバトった時には夜遅くに気分転換で、霞ヶ浦や牛久のぐるぐる大帝国に連れて行ってくれた笑。(ちなみに、ぐるぐる大帝国で買ったなあちゃんのフォトブックを見て、今ではなあちゃんのファンだ。)常に俺の味方をしてくれていて、アドバイスもたくさんもらったし、支えてくれる人が近くにいることのありがたさを感じることができた。

また、父がうちの家族とは関係のないぷーさんにメールや電話をしていて、ぷーさんは他人の家族(少なくとも、俺は相談もたくさんのってもらったし、信頼していた)のことなのに、父のメールに対し一つ一つ長文で答えてもらっていた。それも含め、心の底から感謝している。

父とのバトルだけを切り取るとこんな感じですが、ぷーさんはもちろん、たくさんの人にアドバイスをもらったり、応援してもらったり、時にはお前はゴミだと叱咤激励されたりしました。それは追々書こうと思います。

誰かに自分の主張を伝え、説得させることは辛く、怖く、ものすごいエネルギーがいると思います。しかし、自分の人生のためなんだと思えれば、怖くて震えても、顔がぐしゃぐしゃになっても闘うことで相手の考えも変わっていきます。

親との関係で悩んでいる方の少しでも参考になれば嬉しいです。

長文読んでいただき、ありがとうございます!